6Sとは、整理(Seiri)、 整頓(Seiton)、清掃(Seisou)、清潔(Seiketsu)、作法(Saho)、躾(しつけ:Shitsuke)の頭文字Sをとった、6つのSのことをいいます。
次に各Sの意味を簡単に紹介します。
1.整理とは、いつもきっちりと片づけられた職場。
2.整頓とは、いつも全てのモノが使いやすい職場。
3.清潔とは、身だしなみのさっぱりした社員。
4.清掃とは、いつも汚れのないすがすがしい職場。
5.作法とは、正しい行動ができる社員。
6.躾とは、決められたとおり正しく実行できるよう習慣づけられる社員。
上記のような、質の高い職場・社員を目指そうということです。
6Sでは、5Sに作法を加えています。
また、5Sと6Sでは清潔の定義が異なります。
5Sの清潔は3Sの維持でしたが、6Sの清潔は社員の身だしなみです。それ以外はほぼ同じです。
6Sの考案者は、日本電産の創業者である永守重信氏です。
永守氏はたくさんの工場を改善していく中で、作法の大切さに気付き、6Sとしたそうです。
永守氏は3Q6Sを工場評価のモノサシとして買収した会社を経営改善していきます。
3Qとは、
1.良い社員(Quality Worker)
2.良い会社(Quality Company)
3.良い製品(Quality Products)
の頭文字Qをとった、3つのQのことをいいます。
日本電産では3Q6Sを経営の基本ソフト(OS)として、全社に徹底し、現場と作業員の質を高めることで、高収益企業グループに成長しています。
【補足】 あくまで5Sが本流で一般的ですが、6Sにしたり、7Sにしたり、新5Sと命名したりと、業界や指導者の想いでたくさんの枝分かれがあります。
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