5Sの清潔とは、整理、整頓、清掃の3Sを維持することです。
したがって、5S活動では「3Sが進んでいること」が清潔に進む条件になります。
3Sに取り組んでいない、取り組み始めたばかりで十分でないのであれば、3Sをしっかりやってから、清潔に進めましょう。
この順番を間違えてはいけません。
3Sで成果が出始め「もう後戻りしたくない」、そう思える状態になったら、維持が大切になります。
一時的3Sでは意味ありません。元に戻ったら、せっかく時間とお金をかけて改善したことがすべてムダになります。
3Sの状態を維持してこそ、現場の力が常に発揮できるのです。
清潔にはもう一つ意味があります。それは「自分自身を清潔に保つ」ことです。
3Sの対象はモノや行為でしたが、清潔からは人も対象になります。ちなみに5Sの最後にある「躾」も人が対象です。
一般的な生産設備ほどではないにしても「人は汚れの発生源」です。
人は汗もかくし、油も出る。フケも出るし、髪の毛も抜ける。爪が長いと汚れがモノにつきます。
作業着や靴が汚れていると、その汚れが現場に持ち込まれます。
自分自身の身の回り、身につけるモノ(作業着、タオル、ヘルメット、メガネ、安全靴など)は、いつも清潔な状態にしましょう。
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