5S活動の初期は工場全体で研修を行い、共通知識の習得を図る必要があります。研修プランを設定して、5Sの方向性をそろえ、5S活動を強化しましょう。
ここでは、研修プランの例を紹介します。
準備会合
・活動企画立案。推進体制の構築。
・キックオフの段取り。
第1会合
・キックオフ。
・整理をどう進めるか。
・捨てる基準作り。赤札作戦。定点撮影チャート。
第2会合
・整頓をどう進めるか。
・線引き作戦、看板作戦。三定(定位、定品、定量)
・見える化:現物表示、工具のオープン化、コンビニ化。
第3会合
・清掃をどう進めるか。
・場所、対象、担当者、時間の設定。清掃しやすい環境づくり、汚れない工夫。
第4会合
・中間報告会
・3Sフォロー
第5会合
・清潔をどう進めるか。
・イベント企画。3Sチェックポイント。
第6会合
・しつけをどう進めるか。
・躾の三原則。楽しく守れる工夫づくり。
第7会合
・5Sイベント実施。
・活動のステップアップ。
第8会合
・最終報告会。
・改善事例検討。
会合では工場全員が集めます。会合では教育、実習、発表、今後の計画を盛りだくさんなので、6時間程度かかります。
報告会は推進委員、関係者、メンバーなどが集まり、活動の進捗報告をします。
会合と会合の間隔は、2週間から1ヵ半月。第1会合で決めたことを、第2会合までに展開します。
したがって、5S活動の第1期として、最長1年、最短4か月となります。
この期間や会合間隔・頻度は、生産量、5S活動の優先順位、メンバーの状況など勘案して総合的に判断します。
5Sの手順を間違えると、労力や費用のムダばかりか、モチベーションの低下、組織の瓦解にもつながりかねません。5Sの研修プランを自社に合うよう、よく考えて進めて下さい。
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