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トップ  >  5Sのイベント
 5Sを定着化させるために、5Sイベントを行いましょう。

5Sイベントとは、5S活動のモチベーションや3Sが進んだ職場を維持するために行う企画です(5S活動では「清潔」の時に取組む内容です)。

ポイントは3つです。定着化を意識して企画して下さい。

・年間スケジュールに組込む。
スケジュール化すると工場として正式に取り組む意思表示になり、やらざえるをえない状況になります。

・イベント毎に文書化する。
目的、頻度、案内者(仕切り役)、参加者、対象(場所)、手順などを文書化して、次年度もスムーズに実施できるようにして下さい。

・自社に合ったイベントを考える。
5S活動を楽しくするために、自社に合ったイベントを考えましょう。考える過程もぜひ楽しんで企画して下さい。

 参考までに、いくつかイベントの例を紹介します。


1.社内5S見学会

 別の係、課、部と社内の他の部門の人に見てもらいましょう。

他の職場はあまり見ないものです。定期的に見学会を実施することで、多くの違った目で現場を見てもらいます。

ポイントは相互に言い合える雰囲気を作ることです。企画者の腕の見せ所です。


2.OB見学会

 同じ課のOB(定年退職者)もおもしろいです。以前の職場を知っているわけですから、活動の変化をわかってくれます。

OBも喜んでくれるし、現役も依然お世話になったOBに会えるのも嬉しいものです。


3.社外5S見学会

 社外の人(お客様、納入業者、従業員の家族、近隣の住民など)に見てもらうと、さらに効果的です。

社外の人に感動してもらえば、自社への信頼感が増し、応援してくれるようになります。これは無形の財産です。


4.5Sコンテストの実施

 自職場の改善事例や進め方、苦労した点などを発表し、情報交換しましょう。

よい改善は水平展開できるので、全社の底上げになります。

モチベーションアップが目的なので、やる気をそぐような評価はしないことです。



5.グループ会社が集まる発表会に参加

 グループ会社内や社外の改善事例発表大会に参加します。

他社の取り組みを直接聞くことで、刺激を受けます。自分達のレベルも感じるはずです。

井の中の蛙にならないよう、積極的に外へ出ましょう。


6.5S写真展

 全員が集まる食堂や、廊下などに改善事例を掲示します。

賞をいくつか設け(大賞、ユニーク賞など)、投票してもらうのもいいでしょう。


7.5S月間

 1年に1〜2回ほど5S月間を設け、垂れ幕や掲示を行い、5S活動の時間をより多くとります。

5S月間中は、5Sコンテストやセミナーなど各種イベントを企画します。


8.5Sパトロール

 社長や工場長といったトップのパトロール、5S推進委員会で進捗を確認するパトロール、職場相互で行うパトロールなどを行います。

パトロールの順番を決め、各職場を採点し、良かった点、問題点を指摘します。


9.5S標語

 全社員を対象に、1人最低1つの5S標語を考えてもらいます。

そして選考会を開いて、優秀作品を選びます。賞品を渡すと意外と盛り上がります。

優秀作品で垂れ幕、ポスター、看板などを作成し、目立つ所に掲示します。

こちらに5S標語の募集要領と参考例があります → 5S標語

 イベントの紹介は以上です。イベントは5S活動の仕組みとして、ぜひ構築して下さい。
楽しみながら、明るい雰囲気でイベントすることが定着化の秘訣です。

以上
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管理人

品質改善コンサルタント-羽根田 修

羽根田修

工場のコスト削減を指導するコンサルタント。5S活動は人財育成、現場力強化につながるという信念を持つ。

羽根田 修 プロフィール
簡易版(サイト内)
詳細版(別サイト)

羽根田が所属するコンサルティングファーム(別サイト)→  会社概要
羽根田運営サイト
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ものつくりにおける品質改善のヒントや考え方を提供するサイト。

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