5Sのストライクゾーンとは、作業やモノの使いやすい範囲のことをいいます。
具体的なストライクゾーンの範囲は、作業者の「肩より下、膝より上」で、約400〜1300mm です。
ストライクゾーンは野球で使ったり、異性や趣味などの好みの範囲を指すことにも使われますが、5Sのストライクゾーンも同様の意味から転じています。
すなわち、作業のしやすいど真ん中ということです。
例えば、届かない所にモノがあったとしましょう。すると、 ・背伸びしてバランスを崩す危険。 ・モノを落として壊す危険。 ・落としたものが体に当たる危険。 ・踏み台を探す時間のムダ。 ・踏み台を持ってくる時間のムダ。
こんなことが起こります。
次に地面にモノがあったとしましょう。
腰をかがまないと取れませんね。これも動作のロスが発生し、腰に負担がかかります。
ストライクゾーンの設定により「取り出しやすい」「安全に作業できる」工場・事務所が実現できます。
ぜひ、ストライクゾーンを意識した5S活動を行って下さい。
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