看板作戦とは、誰もがすぐに取り出せるように、誰もがすぐ理解できるよう表示することです。
例えばスーパーでは、天井から看板がぶら下がっていて、看板に「野菜コーナー」「精肉コーナー」と初めて来た人でも目的のモノが買いやすいように、きちんと表示されていますよね。
工場や事務所でも同じで、新人や転勤者など初めての方が存在します。
また、工場や事務所に置いてあるモノがどこにあるかすべて覚えている人はマレです。皆さんも、お局さんや生き字引さんに聞いた経験があるでしょう。
看板がないと教える人も教えられる人も、まるで価値を生まないムダな時間を費やすことになります。
看板作戦では具体的に下記の表示項目があります。
補足説明です。
所表示とは、工場に住所をつけて、工場の具体的な場所が特定できるようにすることです。
番地表示とは、例えば、第1工場A2番地などのよう所表示を番地毎に表示することです。
所番地表示は、ロケーション管理ともいいます。
物品目表示とは、置くモノ自体が何かを示すことです。
棚品目表示とは、置かれるモノが何かを示すことです。物品目表示と棚品目表示のイメージは下図の通りです。
現場の担当者だけが分かる表示はダメ。担当者は現状が当たり前と思いがちで、ムダをムダとも思っていないからです。
誰もが分かるように表示する看板作戦を実行すれば、ムダも見えるようになります。