現場力とは、自律的問題解決能力です。具体的に3つあります。
1.決められた日常業務をこなすだけでなく、現場で発生する様々な問題を当事者として解決しようとする力。
2.現場の一部の人だけでなく、現場に関わる全ての人が知恵を出し合って参加する組織の力。
3.現状に満足せず、競合他社を圧倒しようとする高い志と目標設定。
これは早稲田大学の遠藤功氏の定義です。私はこの定義が気に入っています。
ここからは私の想いです。では、現場力を向上させるにはどうすればいいのでしょうか。
私は
現場力を向上させるには、5S活動が一番だと思います。
自ら問題を解決する力ですから、問題が何かをうまく設定できないと解決できません。
問題を問題と思っていなければダメなんです。
問題とは何かと考えますと、次の図のようになります。
あるべき姿は、クレームゼロ、不良ゼロ、無災害など高次元の問題です。
確かにあるべき姿はそうだけど、現場ではなかなか、そうはいきません。
そこで、標準・基準を設定します。特に現場レベルでは5Sが標準・基準になるのです。
モノの置き場所を決めるのは標準ですし、チョイ置きしないは基準ですし、そういった標準・基準を挙げればきりがないですが、5Sによって工場・事務所のルールを決め、問題を直していくのです。
5S活動をしっかりと取り組めば、必ず現場力は向上します。