5Sの目的は、「ムダを取ること」、あるいは「ムダを見えるようにすること」。
日本の製造業(工場)は、「基本は5Sである」をモットーに、5Sに熱心に取り組む文化があります。平たく言えば、
整理・整頓といった「片づけ」を徹底しているのです。 5S関連の本も、数多く出版されています。それだけ重要なテーマだといえるでしょう。
日本のものづくり企業では、決められたことを守り、当たり前のことを当たり前のようにやる人財(人は価値ある財産)を育ててきました。
その手段のひとつが、「5S」なのです。
日本の製造業は、世界に誇る高品質を確立しています。その陰にはコスト削減努力があり、コスト削減は5Sから始めています。
5Sによって、人を育て、製品の品質を高め、コストを削減し、儲かる工場にしていったのです。
5Sの考え方は、製造業だけにとどまるものではありません。
一般の個人でも、強い製造業をまねて5S、すなわち「片づけ」を徹底すれば、節約ができ、家計を強固なものにできます。
工場の片づけを個人に応用すれば、お金が貯まるのです。 5Sを個人の片づけに置き換えると、次のようになります。
・整理(Seiri)
不要なモノを捨てること。
生活のムダが見つかり、ムダな買い物が減る。
・整頓(Seiton)
すぐに取り出せるようにすること。
モノを探す時間が減り、自分の時間が増える。
・清掃(Seisou)
常にキレイにすること。
モノを磨くと不具合が早く見つかり、モノが長く使える。
・清潔(Seiketsu)
整理・整頓・清掃を維持すること。
身だしなみを清潔にすること。
残ったモノを通して、自分の夢や目標を醸成する。
・躾(Shitsuke)
決めたことを守ること。
片づけと節約の習慣を身につけ、5Sレベルを上げる。貯金が増えていく。
個人の生活に5Sの考え方を取り入れれば、お金が貯まるだけでなく、シンプルライフの実現や、夢や目標の達成も可能になるのです。
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「金持ちになる人の財布、貧乏になる人の財布」以上