■必要のないものを捨てる これまで多くの先達が、本やテレビなどのメディアを通じて「片づけ」の極意を伝えてきましたが、本質は変わりません。
片づけの第一歩は
「捨てる」ことから。
とはいえ、「いつか使うかも」といって捨てられないことも多いでしょう。捨てる決断をするには、効率よく捨てるための判断基準が必要です。
ポイントは、「感情」で判断すること。 モノを手にとって、「好き/嫌い」の感情で考えるといいでしょう。
自分の本能にしたがえば、必然と自分の好きなモノだけに囲まれた生活になっていきます。
■生活のムダが見つかる モノの購入を減らせば節約につながります。しかし、「これから買うのをやめよう」「買う量を少なくしよう」という節約方法は長く続きません。
節約のためには、ある気づきがなければいけません。
それは、
ムダに気づくこと。 ムダに気づいたあとで、そのムダを減らす方法を考えるのが、節約を達成するために必要な思考のステップです。
「ムダだな。何とかしたい」と自分で意識して初めて、「具体的にどうするか」を考え始めることができるのです。
過去に買ったモノを片づけることで、生活のムダに気づきます。
モノと向き合うと「自分のモノを購入するクセ」がわかります。捨てるモノを見て、「どうして買ったのか? どうしてここにあるのか?」を思い出してください。
いらなくなったモノと対峙することで、どういう場合に、どういうモノを買うと、ムダになるのかが見えてきます。
■ムダな買い物を減らす モノは、機能が果たせなくなるまで長く使うのが理想です。使えるのに捨てるということは、先を読めなかったあなたの
「買い物力」不足です。 買い物力とは、「モノを買うときに、使いきれるか、それとも途中で捨てるか」を読み切る力です。
買い物力が上がると、ムダな買い物が減り、 支出を抑えることができます。
整理をしながら、ひとつひとつのモノと向き合って過去の自分と対話する。そして、「今後どうするか? 使うのか? 捨てるのか?」を決断し、自分の中で消化していく。そうすることで、確実に買い物力は上がっていきます。
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「金持ちになる人の財布、貧乏になる人の財布」以上