電車の改札口の手前で、切符やICカードが見つからず、立ち止まったことはありませんか?
私も何回か経験がありますが、急いでいるときにかぎって見つからず、ますますあせってしまいます。
モノを探している時間ほど人生を浪費する時間はありません。 「ほんの少しの時間」と思うかもしれませんが、積み重なると膨大な時間になります。探す時間をなくすことでムダな時間を減らし、生活を効率化しないといけません。
探す時間をなくすには、「必要なモノがすぐに取り出せる」ように整頓するのが肝心です。
整頓のコツは、
「定位置に、定品を、定量だけ置く」こと。
定位置、定品、定量の3つの「定」をとって、「3定」といいます。
1つ目は
「定位置」。「モノが帰る場所をつくること」が整頓の第一歩。
決まった場所がないと、使ったモノを元に戻せませんから、あちらこちらに適当に置かれることになります。
しかし、モノが戻るべき「定位置」があれば、迷うことなく、その場所に戻すことができます。
2つ目は
「定品」。本来帰るべき定位置に別のモノが置かれていたら困ります。自分の席に誰かが座ってしまったら困惑するでしょう。
決められた場所に、決められたモノを置けば、戻しやすくなります。
3つめは
「定量」。決めた量だけを置くことです。
定位置に定品が置かれてあっても、山のように積んであったり、詰め込まれたりすると、取り出すのに苦労します。
定量の決め方は、収納スペースに対して7割までが目安。3割は余裕をもたせます。余裕スペースがないと、モノを取り出しにくくなり、モノがあふれて散らかる原因となります。
すべてのモノに対して「どこに、何を、どれくらい置くか」を決める。この3定を徹底できれば、片づけは終わったと考えてもよいくらいです。
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「金持ちになる人の財布、貧乏になる人の財布」以上