夢をかなえるゾウ(水野敬也著、飛鳥新社)というベストセラー本があります。
インドのゾウ姿の神様「ガネーシャ」の指南によって、平凡なサラリーマンが成功に向けて自分を変えていくストーリーです。
『夢をかなえるゾウ』では、ガネーシャが主人公に次々と課題を与え、成功へと導いていきます。
その課題の1つ目が
「靴を磨く」でした。
「サラリーマンなら毎日仕事で使う靴を大事にせよ!」と、ガネーシャは主人公に靴磨きをさせたのです。
主人公は「本当に靴磨きで成功するのか」と半信半疑でしたが、いざ実行してみたら、「キレイになって気持ちよかった」と前向きな思考に変わっていったのです。
私も本書を参考に、実際に靴を磨いてみると、とてもすがすがしく感じました。汚れた靴がだんだんきれいになっていくこと、そしてピカピカになった靴を履いて会社に行くときの気持ちのよさ!
新品の靴にはかないませんが、手入れされた清潔感のある靴を履いていると、「仕事を頑張ろう!」という気分になります。
すると、もっとピカピカにしてやろうと、こだわりが出てきます。靴墨、ブラシ、シューキーパーなど靴磨きの道具を買いそろえるなど、靴に対する意識やこだわりが強くなっていったのです。
靴や財布、手帳などは、いくら質の高いモノであっても、手間をかけないとその質を維持できません。
その半面、しっかり手入れすれば半永久的に使い続けることができます。お金を出せば良質なモノが手に入りますが、良質なモノは、使う側にもそれなりの手間と高い意識を要求するものです。
節約の観点からいえば、靴を磨いていると、「靴底が減ってきたな」と気づきやすくなります。
靴底が完全に減ってしまうと、リペアするにも費用がかかります。最悪の場合、修理できず、買い換えるハメになります。
モノを大切に清掃したり、磨いたりしていると、異常に早く気づくのです。 完全に壊れる前に気づけば、早く直せるので長く使うことができ、節約につながります。
これは、靴にかぎらず、すべてのモノに通用する考え方です。
清掃することで、気分がよくなり、前向きな気持ちになれる。そして、モノに対する意識が高まり、長く使うことになる。これは、最終的に節約につながるのです。
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「金持ちになる人の財布、貧乏になる人の財布」以上