5Sにおける「清潔」の定義とは、「整理・整頓・清掃を維持すること」です。清潔=維持と理解してもいいでしょう。
大掃除術で一気にモノを捨てても、日々の片づけを怠ると、モノが増えて、清潔な状態は失われてしまいます。
モノは日々、増えていく性質にありますから、キレイな状態を維持するには、「日々の片づけ」を継続する必要があります。
日々の片づけをすることで、常にモノと向き合い、「これは捨てるか、これは残すか」という判断を繰り返すことになります。
捨てることは、生活のムダに気づくきっかけとなりますが、逆に、捨てずに残したモノを見ることで、あなたの人生にとって大切なことに気づくことができます。
残したモノというのは、過去のしがらみから解き放たれて、本当に必要なモノ、好きなモノのはずです。
捨てずに残ったモノを通して、本当に好きなこと、やりたいことがわかるのです。そして、3Sを維持することで、夢や目標を持ち続けられるのです。
だから、私は個人の片づけにおける清潔は、3Sの維持した結果、
「自分の夢や目標を醸成できる」と考えているのです。
私が、毎回の片づけで必ず残したのは、楽器のトロンボーンです。
仕事と育児の忙しさで、大好きだったトロンボーン演奏をやめていました。妻には「捨てたら?」と言われましたが、トロンボーンだけは捨てませんでした。
「必ず再開するぞ!」とトロンボーンを見るたびに固く誓っていたのです。
そして、ある日、ついに念願かなって地元の吹奏楽団で、仲間たちと演奏することになりました。
好きな曲を仲間と合奏する楽しさは、私の人生に彩りを与えてくれます。
日々の片づけを通して、私のように本当に好きなことを再確認し、もう一度チャレンジすることもあります。
また、片づけを通して、子どもの頃から好きなことや、やりたかったことを再発見し、それが今後の仕事につながるかもしれません。好きなことで稼げたら、人生はグッと楽しいものになるでしょう。
片づけは、
目標や夢を再確認し、育ててくれるツールにもなります。
日々の片づけで、人生が変わる人もいるのです。
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「金持ちになる人の財布、貧乏になる人の財布」以上