コンサルタント(羽根田)を入れて活動したT社工場の5S改善活動です。
すべての活動は書けませんので、概要のみでお許しください。
【クライアント概要】
T社:セラミクス製品製造業、資本金1,000万円、従業員数40名。
【導入経緯】
T社社長は、工場のレベルの低さ、現場の主体性のなさを重要問題点として認識し、常々現場をどう教育するか、頭を悩ませていました。
そこへリーマンショックによる景気の低迷により、受注が急減。この機会に現場の教育に力を入れようと考えました。
羽根田から、
現場力強化は、5S活動を導入することが最も良いと具体的内容と効果、進め方を企画立案し、提案しました。
T社社長は「今後成長するためにはコンサルタントの活用も大切だね。現場も本気になってやらざるをえないだろうしね。」と提案を受け入れてくれました。
【取組み体制】
1〜2ヵ月に1日、生産を止めて、5S活動日を設け、全員参加としました。
現場を4つにわけ、チーム編成し、リーダーを決め活動を推進しました。
場所はT社で、羽根田が訪社し、現場を見ながら直接指導しました。
活動期間は1年間です。
【活動内容】
まず、私がT社の要望に合わせた5S教育カリキュラムを作成し、5Sの講義をしました。
5Sの意義を理解してもらってから、実習した方が効果的だからです。
実習では講義で習ったことを現場で実践してもらいます。
実践した結果は、写真に撮って発表し、私がコメントをつけ、議論しました。
つまり「講義 → 実習 → 発表 → 今後の課題のまとめ」と進めました。
特長は、5S活動の正しい知識を身につけさせ、それを実習することで、確実に身につけてもらうよう、指導したことです。
指導の様子(白衣が羽根田)
【活動成果】
T社社長のコメント「現場がかなり変わった。品質、納期など良い工場は必ず5Sができている。
ようやく、ここまできたのだから、今後も引き続き取り組む。」と全員の前で宣言し、終了しました。
コンサルタントとして多くの活動を指導した経験から、活動がうまくいくと、参加者の顔つきが輝きます。
今回の活動も、社長、部長をはじめ、現場の皆さんが、活動をやりきったという、いい顔をしていました。
工場のムダがだいぶ取れ、筋肉質の工場になりました。本当に良かったです。